森永さん（６）

森永さんと次に会ったのは1〜2週間後の週末でした。

前回と同様に、オシャレな個室居酒屋を予約してくれていました。

 

2度目になると慣れてきたのか、見た目もあまり気にならなくなりました。

好きになれるか微妙なところではあったのですが、真面目で気遣いもしてくれるし、「どうにか好きになりたい！」と、あとは自分の気持ちとの闘いでした。

 

長くなってしまうのでサクサク話を進めます（笑）

 

その翌週くらいも、私が好きだと話していた食べ物で美味しいお店を調べてくれて、そこに食べに行きました。

毎日調べてくれるのは有難い…

 

そのお店で、森永さんは自分の名刺を渡してくれました。

余談ですが、婚活で会った人で名刺をくれたのは2人目でした。

 

森永さん以外で、初対面なのに名刺をくれた行政書士さんがいました。

もちろん、本物の名刺です。

 

嘘をついてないと信用できるので女性としては安心ですが、女性側もどんな人がいるか分からないし、初対面で渡すのは男性側にリスクがないかと心配になりました。

でも、それだけ真面目に婚活に向き合ってくれてる人だと安心だし嬉しいですよね。

 

森永さんの名刺を見ると、大手企業の名前が書かれてました。

 

 

な…

なんと！！

 

皆さんは分かりませんが、私は婚活始まって以来の高収入の方でした。

「以上」と濁してはいますが、かなり稼いでるようなる事を森永さんはやんわり話してました。

 

年収はあまり気にしないと書いていた私ですが、さすがにここまで高収入となると自然と胸が高なってしまいました。

 

 

はぁぁぁ…

こんな事を言ってくれる人が本当にいるとは。

 

またまた余談ですが、この数年後に同じように大手企業＆年収1000万円以上で、「苦労かけない」と話していた男性と出会うのですが、その男性は人として最低でした。

ちなみにその男性も森永さんも結婚歴ナシです。

婚活市場には、こういう人って実際にいるんですね…

 

3回目の食事で、仕事や年収の話など包み隠さず話してくれたのは信用してもらったって事でもあるし、信用してもらえるのはやはり嬉しいものでした。

私も仕事のことはもちろん、婦人科系の持病も抱えていたのでサラリと先に話しておきました。

真剣に結婚を考えてくれてる人なので、最初にマイナス面は伝えておくべきだと思って…

森永さんは気にせずに受け入れてくれました。

あとは、私が森永さんを好きになれたらそれでOKなはず。

 

人を頑張って好きになるものではないと思うけど、何度か会っていけば好きになれるのではないかと考えました。

それからも、何度か森永さんとデートをしました。

 

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