たわいもない会話をしつつ歩いてると、あっという間に駅に着きました。
「次はないかな〜」と思った時は、返事は濁しながら帰るのですが、トーテムくんは迷わずまた会いたいと思ったので、自分からも「ぜひ!」と食い気味に言ってしまいました。
その日の夜からは、ネットでのやり取りではなくLINEでのやり取りになりました。
まだお互いに敬語は抜けないけど、日毎にLINEでのやり取りもフランクなものに変わってきました。
私が焼鳥が好きだと話してたら、次は飲みに行こうという話に。
だけど、なかなかお互いの予定が合わず、次に会えるのは2週間後になってしまいました。
とLINEがきたので、お店はトーテムくんに任せることにしました。
お店の予約とかしてくれるのかな?
タイプ的に予約とかしなさそうな気がするけど、出しゃばるのも何だかな〜
でも土曜日の夜でどこも混んでるだろうし、お店難民になるのはイヤだな…
不安は消えないけど、最初のうちは女性が出しゃばるべきではないので大人しくしとこう。
会う日の2日前ぐらいに、トーテムくんからLINEがきました。
待ち合わせ時間の変更かな?とLINEを見ると
と書かれてました。
えっ…?
何ーー???
それまで浮かれていた気持ちが、急に不安に包まれ始めました。
『大事な話がある』ってキーワードで、良い話であった試しがない!
出会ったすぐに、『話しておかないといけない』大事な話って何だろう。
借金??
宗教??
これだと、完全にムリだ。
ネットには書いてなかったけどバツイチとか?
それだと詐称だけど、バツイチくらいなら大丈夫だ。
でも、実は子供もいる…とかだったら、それは難しいかもしれない。
脳内が急速にネガティブ妄想をし始めて止まらない。
なんて返事をしていいか分からず
としか返信できませんでした。
そして、約束の土曜日になり、2週間ぶりにトーテムくんと会うことになりました。