最近、小さな子供とお母さんの光景を目にするたびに
『お母さんって呼ばれる人生…か』
と、ふと何度か考えることがありました。
20代後半〜30代前半の時は、『結婚はしたくないけど、子供は欲しい』と思っていました。
子供が欲しいから、結婚する…みたいな。
でも、婚活は上手くいかず、その間に色々あって、結婚も出産もどうでもよくなってしまいました。
花嫁姿と孫を見せたかった最愛の親がいなくなってしまったのが一番大きかった。
年齢的にはもちろん、身体的にも、もう子供を産むのは無理なので、本気で望んでいるわけではないんだけど。
何となくそんな事を考えたりしつつ、「お母さん」って呼ばれる人生も味わってみたかったな〜って。
自分の命より大事な存在って、どんな感じなんだろう?とか。
家族に対しても無償の愛はあるけど、それ以上の存在ってどんな感じだろう?とか。
3〜5歳くらいの子供とお母さんの光景を目にしては、そんな事を考えたりして、少し切なくなったりしてました。
昔、南果歩さんがインタビューか何かで話してたけど、「子供がいる人生」か「子供がいない人生」か、どちらかしかないんだもんね。
どっちが幸せかなんて、家庭環境によっても違うだろし、どちらにも良いところ・大変なところがあるだろうし。
いや…悲観してたりとか、そういうんじゃないんです。
ふと、そっちの人生だったらどんな感じだったのかな〜って、思いを巡らせてただけ。
「じいじ」「ばあば」なんて呼ばれて、頬が緩む両親を見たかったな〜と。
もし、人生のどこの時点にでもタイムスリップが出来るとなったら、どの時に戻りたいだろう?
…とか、洗濯物を干しながら、くだらない事を考えたりしてました。
摩訶不思議なことが起きて、目が覚めたら高校生くらいに戻ってないかな…って、本気で期待したり。
時間だけは山のようにあるので、いろんな想像をしては、ボーッと過ごしてます。
…と
そんな子供のことを想像してたある日。
家の近くの、いわゆる「道路族」的なウルサイ子供が、外でギャーギャーと騒いでました。
マンションの斜め向かいの一軒家に、小さい子供が何人もいる家があるのです。
ママ友&その子供達も呼んでるのか、子供が何人か集まって奇声を発しまくり。
窓を開けて
「うっるさーーい!!クソガキーー!!」
と叫びたい衝動にかられつつ、注意しない親達にも腹が立ってました。
この間までの「子供がいたら…」なんて想像は秒で吹っ飛び、やっぱり私には子供は無理だわーー!と痛感。
大人しくて可愛い子ならいいけど、ヤンチャな男の子とか考えただけでクラクラくる。
なんであんなに奇声を発するんだろう。
女の子はまだしも、男の子はキツイ。
そして、子供より何よりも、ママ友とかの付き合いが私には無理だ。
自分の交友関係だけでも即座に切ったりするほど女同士の付き合いが苦手なのに、ママ友だとそうはいかない…って聞くし。
やっぱり、人生は成るようになってるのかもしれないな。
今の状況は、なんだかんだで自分が選んできた道の結果なのかもしれない。
隣の芝生は青く見えるものだけど、今いる所は、結局は自分が無意識のうちに望んでた所なのかも。
私には伴侶もなければ、子供もいないし、ほとんどお金もない(笑)
でも、自分の時間と自由はたっぷりあるし、多くはなくても、お金も自分に全て使える。
自分が今いる状況で、そこならではの人生の楽しみ方をしないとね。
何やっても続かないけど、やりたい事はたくさんあるので、色々と挑戦していこう。
それぞれの場で、それぞれの楽しみ方で。
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