ギブアンドテイクとして、私も話すべきでは…
私が話すべき内容は、身体面についてでした。
まあ、よくある話なのですが、婦人科系疾患を持っているので、子供が普通よりは出来にくい体質だったのです。
女性にはよくある病気なので、あえてそれを付き合う前の男性にする必要もないのですが…
ただ、『婚活』という結婚を前提にした出会いなだけに、『子供』というのは大きなキーワードになると思ったのです。
婚活サイトのプロフィールにも『子供が欲しい・欲しくない』なんて項目があるくらいですもんね。
婚活してる男性のほとんどが子供が欲しくて活動してるのではないかと思います。
まあ、私の婚活の目的も『親に孫を見せたい』だったので、その男性達と目的は変わらない感じです。
子供が出来ないわけではないけど、出来づらい可能性もあったので伝えるべきなのかと思いました。
数年間、婚活をやってきてたけど、付き合う前の男性に話すのは初めての経験でした。
こ…
怖い。
意を決して、重い口を開きました。
女性だと珍しいあれではないんですが…
いや、多い話でもないけど…
こんな話をする予定もなかったので、酔いも冷めつつ、しどろもどろになって話します。
ただ、ジッとこっちを見つめるトーテムくん。
婦人科系の…病気があって…
まだ話終わらないうちに、間髪いれずに『子供は出来るんですか?!』の一言。
この一言で、さっきまでの盛り上がってた気持ちも一気に冷めてしまいました。
ただ、普通より出来にくいかもしれないっていう話で…
うん…
トーテムくんは何も間違っちゃいない。
それが世の男性の、誰もが思う心の声だと思う。
ただ、正直な声とはいえ、『子供は出来るんですか?』はストレートすぎて…
正直いうと傷ついた。
まあ、でも…大事なことだもんね。
芸能人しかり、子供ができないことで別れる夫婦も多い。
だからこの事も、あとで『聞いてないよ!』とならないために、先に言っておいて良かった。
少し気持ちは下降気味になったけど、お互いに心の内を吐き出したことで、より打ち解けた感じで飲み続けました。