森永さんとは1〜2週間に1度くらい会っていました。
何度か会ってるうちに好きになるかと思ったけど、なかなか好きにはなれませんでした。
ただ、本当に良い人なので「LOVE」ではないけど「LIKE」な気持ちはありました。
もう少し会ってたら好きになれるだろうか…
それだけが問題で、先が見えない日々。
もし今、「付き合いましょう」と言われたら私は即答できるのだろうか。
付き合いたいとは思っているけど、まだ気持ちがそこに追いついてませんでした。
そんなある日、飲みに行った帰りのエレベーター内で、巻いていたストールが落ちかけたのか森永さんの手がフッと肩に触れたのです。
その瞬間、ゾッとしてしまい、咄嗟にのけぞってしまう自分がいました。
上手く誤魔化したつもりではいたけど、森永さんにも少し気付かれてしまったかもしれません。
好きになれるかもと思いかけてきてた時でもあったので、この無意識な自分の反応にショックでした。
本能的に拒否感が出てしまってる時点で、もうダメなのではないか…
その頃、実は進行形でアメブロを書いていました。
ランキングにも参加せず、誰の目にも留まらないような日記ブログだったにも関わらず読んでくれてる方が何人かいて、その方達から
「触れられてゾッとしてしまうようなら、もう答えは出てると思いますよ」
など、メッセージやコメントを頂きました。
そうかもしれないな…と思いつつも、なかなか良い人に出会えない中、ようやく出会えた人なので、すぐには踏ん切りがつきませんでした。
婚活を始めた当初なら、すぐに「無理だな…」と断ってたと思うのですが、上手くいかない日々が続くと、そう簡単にもいかないものです。
その時は無意識にのけぞってしまったけど、やはり話してると森永さんは真面目で良い人なので、気持ち的には日に日に好意が増してきていました。
相変わらず「LIKE」の方の好意のままなんですが…
それからも、食事に行ったり、観光スポットにハイキングに行ったり、動物園に行ったりしました。
ドライブに行った時は体調が悪くなった私を気遣ってくれてたり、サプライズプレゼントしてくれたりと、「こんな人の奥さんになったら幸せなんだろうな…」なんて考えてたりもしました。
多少は気になる点もありましたが、全くの許容範囲でした。
森永さんとの将来は考えるのに、まだ男性として好きになれない日々…
でも、その間も手を出してくることもなく、付き合おうと言われることもありません。
答えを急かされないので助かりました。
他にも会ってる人がいて並行かな?とも思ったのですが、それも無かったようで、ただユックリと待ってくれてるようでした。
森永さんと会って2〜3ヶ月が経ち、季節は12月に…
12月は森永さんの誕生日とクリスマスがあったので、プレゼントを何にするかアレコレと考えてました。
その頃、親の体調が良くなかった時でもあり、「来年には森永さんとの結婚を親に報告できたらイイな〜」なんて考えたりもしていました。
あの時期に婚活を頑張ってたのは、親が元気なうちに花嫁姿を見せたかったのが一番の理由でした。
どんな親孝行をしても「結婚」と「孫」に敵う親孝行はありませんもんね。
結局、どちらも見せれずに旅立たせてしまったので、悔やんでも悔やみきれません。
…ハッ!暗い話になってしまった。
話を戻します。
森永さんへのプレゼントを用意しつつ、「クリスマスには付き合ってとか言われるかな〜♪」と期待してた時に事件(?)が起きました。
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